ユーザー様がエンジンのアイドリング不調を仰られ、あとブーストの掛かり方もおかしいとの事で当店で診れる範囲でとの条件で、
診て見る事に。
点火の失火が疑わしいので、プラグ診て見ようとの事で、取外しにかかりました。
結果的にはプラグ交換とイグニッションコイルのコネクター交換・エンジンコンピュータ交換をさせて頂きました。
そもそも、ブーストアップ されており、インテークパイプ強化品や大容量インタークーラー・IMPUL製エンジンコンピューター改装されているお車で、
今回長い間プラグ交換をしていないとの事で、当店で交換させて頂く事に・・・
インテークパイプ・エアクリーナーケース・ブーストセンサー・ブローバイバキュームホース・スロットルポジショニングセンサー・ブローオフバルブ・etc・・・などを外して
やっとイグニッションコイルのを外す事が出来る状態に・・・
イグニッションコイルを外しプラグを抜くと6番シリンダーのプラグの電極は無くなり、アース端子は半分くらいしか無く、オマケに碍子が半分欠けて無くなっている状態。
プラグを新品に交換し、イグニッションコイルを取付てエンジンスタートして見ると、
アイドリングはしているものの不安定。
もう一度プラグを外すべく作業を進めていくと、6番シリンダーのイグニッションコイルに
刺さっている3局コネクターの配線が抜け落ち
カプラーの内部を確認すると配線が抜けない様にする為の樹脂製ストッパーが、パリパリになっており、触るだけで粉々になりました。
6番シリンダーはタービンのすぐ上なので、特に熱の影響を受けやすいのかもしれませんね。
因みに左バンクの2・4シリンダーもカプラーが硬化しており、右バンクの1・3・5番シリンダーのカプラーは左バンクに比べると柔らかかったです。
大事を取って全シリンダーのイグニッションコイルのカプラーを交換する事に。
エンジンルーム内の配線の接続なので、熱の持ち方考慮して全て半田づけプラス圧着端子でカシメました。
作業を全て終わらせてエンジンスタートするとエンジンは綺麗にアイドリングしました。
点火に関してはこれで一安心かな?
Takeuchi
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