公開日: 2020年1月31日

200系ハイエース ホーシングズレ修正(スラスト編)

Takeuchi
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今回、ご来店頂いたユーザー様は当店のホームページをご覧頂き、遠路遥々海を渡って高知県からお越し頂きました。

ユーザー様にお話を聴くと、『他店で車高を落とした後アライメントを取って貰ったんだけど、走ると左へ流れようとするストレスが半端ない。しかもそのお店では、調整箇所が無いからこれ以上はどうする事も出来無い』

と言われて困っておられた様子。

そこで当店のホームページを見つけられて

お電話を頂き、お話を聴いた上で高知県から随分遠いのにお越し頂きました。

ありがたい事です。

で、再度詳しくやり取りをお客様としながら作業を進める事に。

まず、現状の把握をする為にアライメント計測。

因みにスタッドレスタイヤ+スチールホイールでの計測

フロントキャンバー左右共約40分から50分

キャスター左右共2度40分前後

トーはバラバラ

まあフロントは修正できる範囲。

続いてリア

キャンバー1度前後。

まあ正常かな?

続いてトー・・・ん?

右側・随分インやなぁ

左側・随分アウト。

スラスト角29分。

う〜んリアが悪さしてるのかな?

プリントアウトして試走!

確かにお客様がおっしゃる通り、随分と左に流れます。

しかもかなりのハンドルにストレスが。

やはりリアのスラスト角とトーの異常なのか。

試走を帰ってきてまずお客様とご相談。

車高を落としてタイヤを変えてからこの症状が酷くなったらしい。

で、今履いているタイヤもバランス採りを行い。

リアの車高を落とす為に装着されていたブロックを外してみる事に。

ブロックを左右入れ替えて走ってみても症状に変わりが無く、

リーフスプリングを固定しているボルトナットを一度緩めて、1G掛けて再度増し締め。

そして試走。

症状は改善せず。

かくなる上はお客様の了解を頂きブロック削って、リアスラスト角を出来るだけ0度に近づかせてみる事に・・・

で、再度ブロックを外して約5ミリ削ってみました。

そして装着し試走してからアライメント2回目計測へ、

リアスラスト角15分

トーも少し左右差が詰まったけどまだまだ。

という感じ。ホイールベース左右差は5ミリ

フロントも少しセットバック差が有るから

今が良いのかもしれないが、

どうしてもスラスト角が気になり、再度お客様とご相談。

『おまかせします』との事で、再度ブロックを外して更に削りました。

これで装着

3回目アライメント計測へ・・・

スラスト角・トー角 いい感じ。

これでフロントもキャンバー・キャスター・トーも

適正値に調整してなおかつ左右差も随分詰めました。

そして試走。

ハンドルのストレスが感じられずバッチリ

改善しました。

お客様にも御説明し、

『リアタイヤとボディの前後間の隙間が左右とも同じになったので嬉しい』と

仰って頂きました。

時間がかかりましたが、遠い所から

わざわざホームページを見て来て頂いているので、『違和感があったらいつでも仰って下さい』とは言えないので今回は特に時間を掛けて作業をさせて頂きました。

当店で出来る事は限られますが、やれる事はやった感は感じました。

お客様には

遅くまでお付き合い頂き誠に有難う御座いました。

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Takeuchi

1968年式 性別 男 バイクをいじる事から始まり、カーオーディオ取り付けを主に カーショップで20年ほど勤めていました。 趣味は食べ歩き 愛車はワゴンR。(以前はカメラードのスーパーチャージャーが搭載のステップワゴンRF1に乗ってました)・ミニカー登録のバギーとアドレス125に乗っております。 今後は、皆様に愛される店づくりを目指して行きます。 どうぞ、宜しく御願い致します。
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